Yona’s blog

思いついたらなんか書く

Ultimate Hacking Keyboardを3週間使った感想

2万円のキーボードを買った?実質11万円分の勝ちがあるからノーダメージ

この記事はある種の後悔を創作に当てて、少しでも罪の意識を取り除くために書いている類のものです。 何に対する記事かというのはタイトルに書いてあるとおり、Ultimate Hacking Keyboardを勢いだけで購入したことです。 ic121241.hatenablog.com

最近の私といえば給付金全額をキーボードに突っ込むという大胆すぎる行動を取りました。 思い返してみると、物欲という衝動に任せて行動した結果なので、少し後悔というか親しい人(一番は自省するときの自分)に話すと呆れられそうな気がします。 こういうときは買ってよかった満足感の方を充実させて、自省心を黙らせるに限ります。

というわけでUltimate Hacking Keyboardを購入してよかった点を列挙します。

11万円の内訳

  • 中古とはいえキースイッチを軽いものに改造されてあるので最高
  • そのスイッチだけでも1万円程度の価値があるので実質1万円引き
  • そもそもUltimate Hacking Keyboardを2万円で買えたのは安い
  • そもそもUltimate Hacking Keyboardは定価で約3万円(275$)するので更に実質1万円引き
  • もとは海外製品なので輸送費がかからないので3000円引き
  • https://www.rakunew.com/items/72292 だと6万円なので、実質4万円引き
  • amazon.jp でも販売しているが7万円なので実質5万円引き
  • これらすべてを合わせて元の値段から11万円も実質値引き

どうでしょうか?僕の財布からは2万円が失われたように見えますが、その実、9万円も手にしているのです。 このキーボードは2万円の価値がありますので、実は11万円も僕の手元にあるわけです。良いですね?

このキーボードは好きな配列をどこへでも持ち運べるんだ

おふざけはこの辺にして使用感です。 このキーボードは通常のキーボードのレイヤに加え(Shift, Ctrl)、さらに2つのレイヤーが(Mod, Mouse)があります。 また、すべてのキー配置をソフトウェアで好きなように配置できますし、キーマップも好きなだけ保存できますので、1台で何台ものオリジナル配列を楽しむことができます。

さらに、一度設定すればキーボードにレイヤ情報は記憶されますので、どんなPCにつないでも同じ配列で作業することができます。 (でも英語配列と認識してくれるかはOS次第だし、キーボードのJISとUSを切り替えるだけで再起動が必要な使用をもっているOSは反省してくださーい)

届いた当日は嬉しくて嬉しくてもう感極まってカチャカチャするだけでしたが、好きな配列を持ち運べるということでカスタマイズしました。 たったこれだけでめちゃくちゃ満足したので最高でした。

  1. HHKBみたいに1キーの左隣がESCキー
  2. Vim風レイヤの追加
  3. Emacs風レイヤの追加

まず1. のコンパクトな60%サイズキーボードといえばESCキーの位置は絶対に左上でしょう。この位置のチルダが嫌いならUS配列使うなという話ではありますけど。 そして2. は必ずやりたくなります。Vimをインストールしなくても実質Vimキーバインドで編集できるわけですから。 最後に3. Macじゃなくてもテキスト編集でEmacsキーバインドが使えて超絶嬉しい最高ハッピー!全人類UHK買って!という気分です。

VimキーバインドだけじゃなくてEmacsキーバインドも作った理由

Macをしばらく使っていた時期があり、そのときにテキスト編集で ^hが便利だなーと感じました。絶対Windowsでも使いたい機能No.1なのですが、ありません(Microsoftさん作って頼む)。 また、諸事情でPCを複数台も運用しないといけないのですが、エディタが統一されなくてちょっと面倒くさいんですよね。そんなときにキーバインドを運びたくなるんです。 そしてUHKはその願いをガンガン叶えてくれる最高のキーボードです。

もちろんVimキーバインドも欲しくてレイヤを作ったは良いんですが、特定のキーとの組み合わせ(←↓↑→を入力したいなら/^h/^j/^k/^l)で入力する必要があるので、実際の使用感が若干乖離する問題があります。 さらに、特殊なレイヤーキーをどこに配置するかという問題もあり、僕は右手親指が死にました。

そこで思い立ってEmacsキーバインドレイヤを追加しました。Emacsキーバインドレイヤを有効にするキーの位置をCapLockの位置にしました。 こうすることで、体感的にはCtrlキーを押しながらEmacsキーバインドを触っている気分になれます。

もともとこのキーの位置にはMacと同じくCtrlを割り当てていましたが、Macのときも正直Emacsキーバインドレイヤーと思っていたので誤差みたいなもんです。 僕は右手親指親指を助ける代わりに、左手小指を犠牲にすることにしたわけです。

全人類UHK買って欲しい

スプリットにもできて高級感もあり、好きなようにキー配列を変更できて、特殊なレイヤもたくさん実装できるUHKは最高なので人間はみんな買ってほしいです。 というか入手経路が海外から直輸入ぐらいしか無いせいか、身の回りに使ってる人がぜんぜんいないです。もし全人類がUHKを買うようになれば単価も下がると思いますので、皆さん買いましょう。