Yona’s blog

思いついたらなんか書く

自分の誕生日にFILCO Minila Airを購入した

私にFILCO Minila Airは難しすぎた

過ぎた2020年の4月25日に自分の誕生日プレゼントとしてFILCOのキーボードを買いました。製品名はFILCO Majestouch MINILA Air JP68です。本体のカラーが黒色で、軸はCherry茶軸のものを購入しました。無線メカニカルで入手性が高く、さらにキーボード裏のスイッチでいくつかのキーを入れ替えることができ、さらに国産品なので安心してサポートを受けることができます。

使った感想を正直に言うとこのキーボードは僕に合いませんでした。さらに言えば、JIS配列ではなくUS配列を購入すべきで、もっと言えば茶軸ではなく赤軸を買うべきだと思いました。

打鍵音と打鍵感について

この製品についてというよりは茶軸に対する意見になります。打鍵時のカチカチ音自体はそんなに大きくないものの、底付きの音がとても大きく感じます。
これは自分の打鍵するときの力が大きすぎるのもあると思いますが、普通にうるさいです。というか、通話越しにうるさいと言われました。初めての茶軸キーボードだしこんなものだと受け止めることにした。

打鍵感としては、タイピングしていると深く押さないといけないので疲れるという印象を受けました。 今までCherryのロープロファイル軸のキーボードしか使ってこなかったので、普通の軸はストロークが長く感じます。打鍵時に隣のキーに指がぶつかりがちになってしまい、ストレスを感じてしまいます。

JISのキー配列について

キー配列は少し微妙な気がします。本キーボードはコンパクトサイズや60%キーボードと呼ばれる類のものであり、物理的なF1キー等が搭載されていないものです。F1キーはFn+1で動作するタイプの配列で、Delキーも存在せずFn+右Shifで入力することができます。ちなみに右Shiftの位置は、↑キーの右であり、→キーの上にあります。慣れないとすごく押しづらく、僕は耐えきれなくなりました。

この手のキーボードには少ないキー数に様々な文字を押し込めるために、Fnキーとの組み合わせで物理的には存在しないキーを押すことになります。そしてこの変則的な配列を使いこなすにはFnキーの位置とそれを把握するのは大変重要なことです。 ところで、このFnキーはスペースキーの左右にあって、更にその左右に変換・無変換キーが配置されています。そして配置は僕にとって大変都合が悪いです。IMEの切り替えは変換・無変換キーに割り当てているので、いつもの場所からずれてしまいます。このキーボードでは、いつものキーの場所にFnキーがあります。親指の移動量が多くて悲しくなります。

良いところ

このキーボードの最高なところ。それは1万円という安い値段のキーボードでありながら、DIPスイッチが付いていていくつかキーを入れ替えることができる点です。 専用ソフトウェアで切り替えるタイプのキーボードもいくつかありますが、ハードウェア側に欲しいのでこのキーボードを選んだわけです(それ以外だとHHKBがあるがお高い)(varmiloもあるらしい)。 このキーボード(JISモデル)のDIPスイッチで入れ替えることができるキーは次の6種類です

  1. Winキーの有効/無効の切り替え
  2. CapsLockと左Ctrlの入れ替え
  3. 右Fnキーのスペースキー化
  4. 左Fnキーのスペースキー化
  5. ESCキーと全角/半角キーの入れ替え
  6. 右ShiftキーとDelキーの切り替え

上記の3.と4.についてですが、Fnキーをスペースキーにすることができます。さながらUS配列のように長いスペースキーを扱えることができ、助かる人も多いんですかね。 しかしこれはそもそもJIS配列だし、僕は長いスペースキーは欲しくない。私がほしいのは変換/無変換キーである。なぜFnキーと変換/無変換キーのスワップにしなかったのか悔やまれる。多分、特別なキーだから入れ替えない前提だったのだろうし、開発者はスペースキーの横にあった方が合理的だと判断したんだろう(分解して基盤を見たわけじゃないので正確な理由はまだ推測できない)(というか変な挙動をしてするので返品したいので、うかつに分解できない)。

Bluetooth接続がちょっと微妙(多分自分のせい)

さらに、10分に一回ペアリングの調子が悪くなる。3秒ほどの沈黙の後に一気にそれまでの入力が振り込まれたり、最後に押したキーが押しっぱなしになるという挙動だ。説明書によると、これは電池の残量が少なくなってきたときに起こる挙動らしい。電池を入れ替えると治る(サポート担当の人段)とのこと。 話は少し反れるが、このキーボードには電池残量の低下を示すインジケーターがついている。つまり、変な挙動が起きるときにはこのLEDが点灯していて然るべきですね。さて、変な挙動をしているときに、このLEDを光るかという話になる。

答えはNOだった。変な挙動が電池残量の低下で起きるのに、それを示すインジケーターが動作しない。これ:thinking_face: である。あるいは :space_cat: 。説明書にもある挙動をしていないのは不具合では?????そもそも電圧が低下しててLEDが点灯しないんじゃないかという疑惑があるが、でもなぜBluetooth接続が保てるんだよ。やだこのキーボードとっても難しい。

良さげな市販品にすら不満を抱くようになった人間の末路

60%キーボードは物理的なキーを減らす代わりに、Fnキーと組み合わせることで足りないキーを補うのだが、利用者との相性が悪いと自分のような悲劇を生むことになる。というか今回そうなった。これはさっさと自作キーボード沼に足を突っ込んで、僕の考えた最強のキーボードを生み出すしか無いので、多分そのうち自作キーボードに手を出そうと思う。 それを予期(?)してか、最近購入したキーボードがMagicForce68だった。その内、自作用のプリント基板を購入したりする記事を書くかもしれませんね。