Yona’s blog

思いついたらなんか書く

私が脱稿するために必要なもの

昨日、論文提出締切日でした

2017/08/10は電気学会の論文締切日でした。ちなみに論文を書き始めたのはその前日です。提出日ぎりぎりになってから動く悪い癖があるので、できればこれを取り除いていきたいですね。

ちょっとだけ言い訳をすると、実験が追いつかずにそちらに重きを置いていたので、論文を後回しにしていました。(その実験も締め切り当日に終わらせたんだけれど。

今までの人生で論文を5本ほど書いてきたのですが、論文は2つの種類にわけられることが経験則的にわかってきました。

 

1.実験結果が既に出ているときの論文の書き方

実験結果が出ているが、その疲れからか理性は飛び、もはや論文を書きたく内までのやる気がないときって有りますよね。そういうときってだいたい、「完成」というなの目標が大きく見えて意思が失墜しているときです。

ということは本文を書かずに、別のちょっと楽しいことをすると、気分転換になり余す。簡単なことからこなしていって、楽しさの惰性で本文を少しづつ書いていけばいいのです。この手順を箇条書きにしていきたいと思います。

  •  実験結果を写真から論文に載せる画像へ加工する
  • 実験結果からグラフにするべき数値をグラフにする
  •  「概要」「理論・手法」「実験方法」「実験結果」「検討・考察」の章タイトルを書く
  • それぞれの章に箇条書きでどんな内容にするかを記入
  • 実験結果の写真やグラフを貼り付けて、「実験結果」の章を完成させる
  • 「実験結果」をもとに「検討・考察」と「実験方法」を書く
  • 「理論・手法」を書いてから「概要を書く」

 頭のなかに思い浮かべている論文の内容があいまいな初めの方から書いていくと、書いてるうちに頭が冴えてきて実験結果あたりで調子が良くなりますが、だいたい論文の前半後半で少し内容がねじれたりします。ということは逆手に取って論文を後ろから遡るように書いていけば、出した結論をもとに概要を構築していくだけですから、大変楽になります。

 

2. 実験結果が出ていない論文の書き方

締め切り間近だっていうのに、論文はまだ書いてないし、実験が終わってなくてそれどころじゃないことありますよね。そんなときは時間を効率的に使うことが求められています。スキマ時間を活用して論文を書いていくためには、実験が終わったらあとは図を貼り付けるだけの状況を作り出さなければいけません。

ということを加味すると論文の状況は「予め書く内容がほぼ固まっていて、実験結果を貼り付けたら8割完成しているような状況」が好ましいです。論文は「虫食いドリル」のようにしなくてはいけません。これにするための手順を箇条書きで書きます。(想定として実験が並列に進んでいます)

  •  「概要」「理論・手法」「実験方法」「実験結果」「検討・考察」の章タイトルを書く
  • 全部の章に箇条書きで内容を書く
  • 実験結果依存の部分以外を全部書き上げる(ここで"虫食い"状態を作り上げる)
  • 実験が終わったら画像加工やグラフに加工する
  • 実験結果の画像やグラフを貼り付ける
  • 論文の虫食い(実験結果依存の場所)を書き込んで完成させる

この順序で行けば、実験のときのモチベーションをそのまま論文執筆に持ち越せるため、実験が終わったことによる燃え尽きを起こさずに、スムーズに論文を書き上げることができるかと思います。

え?実験中は論文を書けない?寝る前の30分ぐらいで虫食い論文を作りましょう!

そもそも……

楽な論文作成の方法を書いてきました。しかしそもそも、実験は前からやっているべきで、論文は最低でも締め切り一週間前には8割完成していることが望ましいです。今回の私は環境構築がうまく行かず、そもそも実験をする環境の作成につまづいている状態でした。できればこの記事を読んだ皆さんはエクストリームな論文執筆はせず、余裕を持って論文を書きましょう。

 それでも、テスト期間と論文締め切り被るなどして論文執筆時間がどうしても足りなくて、効率を最大限求めるときが来るかもしれません。そんなときはこの記事を参考にし、諦めずに論文を提出してほしいです。

 

 

 

でもやっぱり……

論文は締め切りに追われない余裕を持って書き上げましょう!

以上です。