Yona’s blog

思いついたらなんか書く

ARCHISS Quattro TKLを3週間ぐらい使った感想

Quattro TKLを買った

去る7月16日、株式アーキサイトから唐突にQuattro TKLなるキーボードが発表されましたね。このキーボードはあのThinkPadと同様にトラックポイントのある素晴らしいキーボードです。トラックポイントがあるというだけでめちゃくちゃ欲しくなる珠玉の逸品ですよね。過去にSpace Saver iiキーボードを使っていた人も気になる商品ではないでしょうか?配列を2種類、軸を4種類と選択の幅も広くて良いです。

https://www.atpress.ne.jp/news/219215

www.archisite.co.jp 

この素晴らしすぎるキーボードを皆さんは手に入れましたか?僕は発表から2日後の7/18に秋葉原ツクモ本店にダッシュして入手しました。静音赤軸US配列は残り一個だったので、ギリギリの購入でしたね。こんなすごい商品のラスト一個にありつけたんだからラッキーです。

 

 

開封の儀と第一印象

開封の儀の様子はTwitterにあげております。

トラックポイントのキャップも凸型から凹型に早速付け替えて地味なカスタマイズ性を楽しんでいます。このブログもQuattro TKLを使って書いています。静音赤軸がサクサクと控えめな打鍵音なのでとても気に入ってます。茶軸だと底打ちするとカチャカチャうるさかったのですが、こちらは控えめで気に入りました。これなら会社で使っても怒られなさそう。

 

 

気に入ったところ

トラックポイントがあるというだけでめちゃくちゃ高感度が爆あがりです。ホームポジションからちょっと指を伸ばせばマウスを操作できるのは素晴らしいですね。左右のクリックとスクロールも実装されているので、特に操作に困ることはない印象です。

テンキーレスサイズですので、ファンクションキーも用意されてますし、普通のキーボード+マウスとして使用する分には大満足です。HomeキーやEndキーも実装されているので、コンパクトキーボードのようにFnキーとの組み合わせではなく、そのまま打てるのも良いですね。物書き文章を書く人には嬉しいんじゃないでしょうか?

こちらからの意見は半ば静音赤軸に対する感想です。

打鍵音がすごく静かです。底付きをしてもサクサク、強めに打鍵してもコトコト言うだけなので最高とっても静かです。スペースキーやエンターキーのブレ防止には金属の棒が使われておらず、カシャカシャと音がなりにくい仕様になっていて少し感動しました。

 

ちょっと残念なところ

公式にも言及されているのですが、このキーキャップは地味にロープロファイルです。普通のMXキーよりも背が低いので、そのつもりで打つと底付きがとても早いきがします。これは自分が静音赤軸に慣れていないのもあるかと思うのですが、底付き無しで打鍵するのはキーの軽さも相まって難しいです。

こちらも公式で言及されているのですが、トラックポイントを操作していないのに、マウスポイントが勝手に動く減少があります。挙動から読み取るに、トラックポイントを操作中の位置をニュートラルな位置と認識してしまうことで発生していそうです。MCUにARMを搭載しているらしく、公式的にはファームウェアのアップデートする気があるそうなので、今後の改善に期待です。

スクロールキーが搭載されていなので、FnキーとShiftキーとの組み合わせで操作する必要があります。Lenovoが販売しているThinkキーボードや、IBMが販売していたSpace Saver iiはスペースキーの下にThinkPadシリーズ同様の左右クリックとスクロールのボタンがあります。スペースキーの下にあれば、親指の移動距離も短いしそちらの方が良いと思ったのですが、意匠権か何かが邪魔したんですかね?水平スクロールと垂直スクロールはそれぞれ別のキーとの組み合わせになるので、入力がしづらいです。

本キーボードにはコンテキストメニューキーも実装されています。コンテキストメニューは右クリックしたときに出てくるメニューなので、キーボードを中心に操作しているときに便利です。しかし、右クリックキーが実装されているので、そちらと機能が被っているような気がします。こちらはWindowsキーのほうが良かったんじゃないですかね。

 特殊な機能を持つキーの斜面へその機能を表すピクトグラム等が描かれていないのは減点ですね。FnキーとF10/F11/F12キーを同時押しで、OSの音量を上げ/下げ/消音と操作できますが、説明書に記載はあれどもキーに説明がないので認識しづらいのは悪く感じます。次回作があれば側面も印刷してほしいところです(次回作の制作を強く望んでいますがそれは後述)。

G, H, Bキーをおそうとするとトラックポイントに爪が当たって少し気になります。もしかすると、キーの打鍵が深いと問題になると考え、製作者はキーを低く仕上げたのかもしれませんね。(IBM発売のSpace Saver iiもトラックポイントに指が引っかかると言及されていましたが、そのブログを見つけきれなくなりました。見つけたらはろうかと思います)

 

US配列を買った理由

自分はJISキーボードを使うなら、変換キーと無変換キーにIMEのオンオフを割り当てて使います。しかし、Quattro TKLはUS配列もJIS配列もスペースキーの真横はクリックキーが割り当てられています。使いたいキーが目当ての場所に無いので正直どちらでも良かったのですが、以前からUS配列に乗り換えてみたいと思っていたので、いい機会だと思ってUS配列にしました。(そのうちHHKBのUS配列を買うつもりなので、その練習がてらという意味も込めています)(普通にHHKBを買え)

コンパクトサイズではないUS配列を初めて触るので、ESCキーを押そうとして「~」(チルダ)が入力されるので、少々慣れが必要かもしれません。

 

静音赤軸を買った理由

このキーボードを買う前は茶軸のキーボードを使っていました。FilcoのMajestouch Minila Airです。持ち運び可能という手前、軽いのですがどうしても打鍵音の反響が気になっておりました。茶軸ということもありカチャカチャと大きく響きます。

茶軸がカチャカチャとうるさいのに対し、静音赤軸はサクサク言うだけで済みます。やはり青軸ほどではないにしろ、茶軸は少々うるさく感じていました。そもそも静音性を求めるのならメカニカルキーボードではなく静電容量無接点方式のキーボードを買えという話ですが。

 

そもそも買った理由

そもそもなぜこの商品を買おうと思ったのかについてです。第一の理由に「アーキサイトへの投資」があります。正直、この製品のプレスを見た瞬間は「HHKBサイズのが良かった」とか「人柱待ちかもな」と思いました。しかし、「これは市場調査的な商品かもしれない」とも思いました。自分の推測ですが、市場的にはコンパクトサイズよりテンキーレスサイズの方が人気があるのでしょう。もしQuattro TKLの売れ行きが良ければ、HHKBサイズのQuattro製品も出してくれるかもしれません。僕はアーキサイトさんがそのうちコンパクトサイズのキーボードを出してくれると信じて、この商品を買ったわけです。

アーキサイトさんには期待していますので、どうかコンパクトサイズのQuattro製品をよろしくおねがいします!!!!!!!!