Yona’s blog

思いついたらなんか書く

SDSoCでuramdisk.image.gzを生成する方法

Zyboをただ使いたかっただけなのに、情報がいまいちなくて詰んだ話

DIGILENT社から発売しているZynq-7000を搭載したFPGAボードのZyboがある。こいつを動かすツールの一つにSDSoCと言うものがある。

https://japan.xilinx.com/support/documentation/sw_manuals_j/xilinx2016_3/ug1028-sdsoc-intro-tutorial.pdf

 SDSoCチュートリアルを読んでみれば、プロジェクトをコンパイルすれば幾つかファイルが生成されるとあり、これをSDカードに入れれば動くという寸法らしい。しかしここ二ヶ月の間どうにもうまくゆかず、いくらコンパイルすれどいくらSDカードに入れようとも、Zyboはうんともすんとも言わなかった。

ここから地獄のインストール作業が始まる

最初に我がPCに入っていたのは2017.1なのだが、チュートリアルには2016.3とあった。これが悪いと思い、アーカイブ内の最新版であった2016.4をPCに入れた。「入れた」と簡単に書いているが、インストールするものはSDSoCとVivadoの2つが必要である。さらに、Vivadoは5GBもダウンロードせねばならず、SDSoCに至っては20GBもダウンロードが必要である。バージョンをたったひとつ変えるだけでも、3時間ほど時間を要する。

スタバでコーヒーをおかわりしながら待っていたが、飲みすぎてカフェイン酔いを起こすには十分な待ち時間だった。カフェイン酔いに明け暮れインストールも終わり、バージョンはチュートリアルと同じ2016で大丈夫かと思いきや、これまたうんともすんとも動かないのであった。私のスタバ生活は始まったばかりだ!

スタバの暇つぶし中にYoutubeを漁っていたのだが、ある一つの動画を見つけることになる。

www.youtube.com

この動画を見ると私が生成したかったuramdisk.image.gzをいとも簡単に生成した上に、ばっちりターミナル上で起動してみせた。この動画にはバージョンが説明されていなかったが、幸いにもコメント欄の方で「これバージョンなんですか?…あ、2015.4だったら行けましたわ。」とあったので私は歓喜した。

SDSoCでuramdisk.image.gzを生成したかったらバージョンは2015.4で!!!!

今回はなんという「しっかりしてくれXilinx」だったが、いままでにもしっかりしてくれと叫びたいことは多々あった。

みなさんもXilinxのツールを使うときはお気をつけください。